2011年10月13日
とてもよかった試合前の写真撮影とマレーの兄(ジャパンオープン2011レポート)
20年ぶりにジャパンオープンを観戦しました。当時、ちょっとしたトランクぐらいの業務用に近い大きさのビデオカメラを持ち込んで、係員に撮影しないように怒られたことを懐かしく思い出しながら、当時とは全く違う雰囲気の有明を楽しんできました。
私が見たのは、準決勝と決勝(ともに男子シングルス)なのですが、決勝戦はマレーが素晴らしいプレーでナダルを破ったことは、ご承知の通りです。その様子は、おそらく、WOWOWを含めた様々なメディアで伝えられたと思います。ここでは、メディアに載らなかった(であろう)ちょっとした出来事をレポートをしたいと思います。
ご存知の通り、試合前にはネットを挟んだ選手の撮影があるのですが、今回の決勝戦では、5人がカメラにおさまりました。ナダル・マレーの両選手と、車いすテニスの国枝選手、そして、二人の少年です。二人は、ともに13歳で、東北のジュニア大会の優勝と準優勝の選手だそうです。この記念写真の風景は、とてもよい絵でした。特に、ナダルは、強く感じるところがあったようで、少年たちにも、国枝選手にも、しきりに声をかけていました。
ナダルは、決勝戦終了後のインタビューでも、東北の大震災のことに触れていました。彼の、日本の大会に参加するにあたっての気持ちが、そこにあるようでした。
一方、優勝したマレーは、インタビューを短く切り上げました。「自分は、今から、ダブルスの決勝戦がある。(そこで、優勝するつもりなので)スポンサーや主催者への感謝の気持ちは、ダブルス決勝戦終了後に伝えたい」とういうことで、その場では観客への感謝の気持ちだけを伝えていました。単なる冗談ではなく、ダブルスでも勝てるという自信の表れだったのかもしれません。
マレーは、結局、(宣言通りに)ダブルスでも優勝するのですが、今回のペアは、実のお兄さんのジェイミー・マレーです。ジェイミーは、ダブルスではいろいろな大会に出ており、弟のアンディーとも時々ペアを組んでいるようです。
私は、やぼ用があり、決勝戦が終わった後に、すぐにスタジアムの外に出たのですが、ふと見ると、スタジアムコートのすぐ横のコートで、ジェイミー・マレーが一人でサービスの練習をしていました。コーチもパートナーもつかず、一人で10球ほどサーブを打っては、反対サイドでボールを拾っていました。見ている人もほとんどいなかったので、ボールを拾いに歩いていた彼に、観客席から、「弟は、優勝コメントを、ダブルスの決勝の後に残していたよ。だから、ダブルスの試合では優勝してね!」と声をかけたら、こちらに向いてにこっと笑って「OK」と言っていました。
本当は、練習中の選手に声をかけてはいけないのでしょうが、こんなふうな、ちょっとした触れ合いができるのがサイドコートの楽しいところですね。
私が見たのは、準決勝と決勝(ともに男子シングルス)なのですが、決勝戦はマレーが素晴らしいプレーでナダルを破ったことは、ご承知の通りです。その様子は、おそらく、WOWOWを含めた様々なメディアで伝えられたと思います。ここでは、メディアに載らなかった(であろう)ちょっとした出来事をレポートをしたいと思います。
ご存知の通り、試合前にはネットを挟んだ選手の撮影があるのですが、今回の決勝戦では、5人がカメラにおさまりました。ナダル・マレーの両選手と、車いすテニスの国枝選手、そして、二人の少年です。二人は、ともに13歳で、東北のジュニア大会の優勝と準優勝の選手だそうです。この記念写真の風景は、とてもよい絵でした。特に、ナダルは、強く感じるところがあったようで、少年たちにも、国枝選手にも、しきりに声をかけていました。
ナダルは、決勝戦終了後のインタビューでも、東北の大震災のことに触れていました。彼の、日本の大会に参加するにあたっての気持ちが、そこにあるようでした。
一方、優勝したマレーは、インタビューを短く切り上げました。「自分は、今から、ダブルスの決勝戦がある。(そこで、優勝するつもりなので)スポンサーや主催者への感謝の気持ちは、ダブルス決勝戦終了後に伝えたい」とういうことで、その場では観客への感謝の気持ちだけを伝えていました。単なる冗談ではなく、ダブルスでも勝てるという自信の表れだったのかもしれません。
マレーは、結局、(宣言通りに)ダブルスでも優勝するのですが、今回のペアは、実のお兄さんのジェイミー・マレーです。ジェイミーは、ダブルスではいろいろな大会に出ており、弟のアンディーとも時々ペアを組んでいるようです。
私は、やぼ用があり、決勝戦が終わった後に、すぐにスタジアムの外に出たのですが、ふと見ると、スタジアムコートのすぐ横のコートで、ジェイミー・マレーが一人でサービスの練習をしていました。コーチもパートナーもつかず、一人で10球ほどサーブを打っては、反対サイドでボールを拾っていました。見ている人もほとんどいなかったので、ボールを拾いに歩いていた彼に、観客席から、「弟は、優勝コメントを、ダブルスの決勝の後に残していたよ。だから、ダブルスの試合では優勝してね!」と声をかけたら、こちらに向いてにこっと笑って「OK」と言っていました。
本当は、練習中の選手に声をかけてはいけないのでしょうが、こんなふうな、ちょっとした触れ合いができるのがサイドコートの楽しいところですね。
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