2011年08月07日
自分自身のコーチになろう!
「プロとアマチュアの違い」において、アマチュアの利点、つまり、アマチュアはじっくり時間をかけて自分の技術を追求できることの利点を書きました。
アマチュアは、テニスで収入があるわけではありませんので、専属のコーチを雇うことはできません。自分の技術向上は、自分自身だけが頼みです。ならば、自分自身が自分のコーチになればよいとは思いませんか?自分が自分のコーチングをするのであれば、たっぷり時間があります。選手たる自分は、他人のアドバイスにはなかなか耳を向けない人であっても、自分がコーチであれば、コーチの言うことを素直に聞くでしょう(笑)。
さて、自分自身が自分のコーチになるためには、具体的には、何をすればよいか。
まずは、自分の目指すテニススタイルを明確にすることだと思います。もちろん、目指すテニスがない(自分に一番適したテニスを目指す)というがだめということではありません。しかし、折角、アマチュアなのです。勝ち負けに関係なく自分の好きなテニスを目指すことを許されるのがアマチュアです。この機会に、まずは、目指すテニススタイルを考えてみてはどうでしょうか?私がメシールにあこがれたように。
「人格はプレースタイルを超えることができない。」でも書きましたが、かつて、作家の村上龍氏はこんなことを書いています。「テニスプレーヤーの人格は、そのプレースタイルを超えることができない。」
自分のテニスが、自分を表現する手段になることは、なんと素晴らしいことだと思いませんか?テニスを自己表現として考えることができるのは、テニスという協議の素晴らしいところだと思います。プロフェッショナルは、意識しなくても、みんな自然にそうなるのでしょうが、アマチュアだって、テニスを通じて自己表現、自己実現を目指してもよいのです。
私の場合は、目指すテニスがはっきりしている(メシール)ので、この点で悩むことは全くありませんでした。
と言っても、かくいう私も、実は、メシールのあらゆるプレーをコピーしているわけではありません。フォアハンドとバックハンドストロークとフットワーク(ステップ)は完璧なコピーを目指していますが、一方で、ボレーやサーブについてはあまり参考にしたことがありません。特に、メシールのボレーは、あまり上手ではないというか、私には魅力的ではありませんので…。
さて、ここからが本番です。自分で目指すテニススタイル(プロのコピーでもよいですし、頭の中のイメージでもよいと思います)が決まったら、次は、自分のコーチをしましょう。
自分をコーチする際に便利なモノが、ビデオカメラです。いえ、ビデオカメラは、自己コーチングでは必須の道具と言えるかもしれません。自分のプレーは、自分で見ることができないからです。
最近のビデオカメラは、低価格で高解像度です。ビデオカメラを用意して、自分自身を撮影するのです。撮影した映像は、スローモーション再生もできますので、フォームやプレーを、時間をかけてじっくりと分析できます。私も、HD(ハイビジョン)タイプの小型のビデオカメラ(と三脚)を使っています。
自分でボールを打っていますので、いつうまく打てて、いつうまく打てなかったかは、自分自身でよく分かっているはずです。自分のプレーを何度も何度も繰り返し見ることで、どこをどう修正すればよいか、だんだん分かってくるはずです。
「テニスプレーヤーの人格は、そのプレーを超えることができない」というのは、比喩的表現ですが、テニスの本質を表していると思います。そして、人のキャラクターが人それぞれ多彩であるように、テニススタイルの選択肢も、他のスポーツと比較しても多彩です。スピン系を中心に戦う選手も、フラットドライブ系中心の選手もいます。バックハンドに至っては、両手で打っても、片手で打ってもよいのです。基本的なプレースタイルにこれだけのバラエティーがあるスポーツも珍しいのではないでしょうか。
このことは、言い換えると、それだけ選択肢の幅が広いわけで、その結果、プレースタイルが自分自身を反映しやすいスポーツでもあるわけです。攻めたい性格の方は攻撃的なプレースタイルを、守りたい性格の方は安定でミスの少ないスタイルを。そして、私のように、美しいテニスを求める人は美しいテニススタイルを…。
自分のプレーをビデオで穴が開くぐらいに何度も見て、同時に、自分が目指したいテニス(自分が表現したい自分)を何度も何度も考え抜くこと。あなたが(自分の)コーチ業をスタートするのであれば、まずは、そこから始めるのがよいと思います。
⇒この記事の元記事はこちらです。
アマチュアは、テニスで収入があるわけではありませんので、専属のコーチを雇うことはできません。自分の技術向上は、自分自身だけが頼みです。ならば、自分自身が自分のコーチになればよいとは思いませんか?自分が自分のコーチングをするのであれば、たっぷり時間があります。選手たる自分は、他人のアドバイスにはなかなか耳を向けない人であっても、自分がコーチであれば、コーチの言うことを素直に聞くでしょう(笑)。
さて、自分自身が自分のコーチになるためには、具体的には、何をすればよいか。
まずは、自分の目指すテニススタイルを明確にすることだと思います。もちろん、目指すテニスがない(自分に一番適したテニスを目指す)というがだめということではありません。しかし、折角、アマチュアなのです。勝ち負けに関係なく自分の好きなテニスを目指すことを許されるのがアマチュアです。この機会に、まずは、目指すテニススタイルを考えてみてはどうでしょうか?私がメシールにあこがれたように。
「人格はプレースタイルを超えることができない。」でも書きましたが、かつて、作家の村上龍氏はこんなことを書いています。「テニスプレーヤーの人格は、そのプレースタイルを超えることができない。」
自分のテニスが、自分を表現する手段になることは、なんと素晴らしいことだと思いませんか?テニスを自己表現として考えることができるのは、テニスという協議の素晴らしいところだと思います。プロフェッショナルは、意識しなくても、みんな自然にそうなるのでしょうが、アマチュアだって、テニスを通じて自己表現、自己実現を目指してもよいのです。
私の場合は、目指すテニスがはっきりしている(メシール)ので、この点で悩むことは全くありませんでした。
と言っても、かくいう私も、実は、メシールのあらゆるプレーをコピーしているわけではありません。フォアハンドとバックハンドストロークとフットワーク(ステップ)は完璧なコピーを目指していますが、一方で、ボレーやサーブについてはあまり参考にしたことがありません。特に、メシールのボレーは、あまり上手ではないというか、私には魅力的ではありませんので…。
さて、ここからが本番です。自分で目指すテニススタイル(プロのコピーでもよいですし、頭の中のイメージでもよいと思います)が決まったら、次は、自分のコーチをしましょう。
自分をコーチする際に便利なモノが、ビデオカメラです。いえ、ビデオカメラは、自己コーチングでは必須の道具と言えるかもしれません。自分のプレーは、自分で見ることができないからです。
最近のビデオカメラは、低価格で高解像度です。ビデオカメラを用意して、自分自身を撮影するのです。撮影した映像は、スローモーション再生もできますので、フォームやプレーを、時間をかけてじっくりと分析できます。私も、HD(ハイビジョン)タイプの小型のビデオカメラ(と三脚)を使っています。
自分でボールを打っていますので、いつうまく打てて、いつうまく打てなかったかは、自分自身でよく分かっているはずです。自分のプレーを何度も何度も繰り返し見ることで、どこをどう修正すればよいか、だんだん分かってくるはずです。
「テニスプレーヤーの人格は、そのプレーを超えることができない」というのは、比喩的表現ですが、テニスの本質を表していると思います。そして、人のキャラクターが人それぞれ多彩であるように、テニススタイルの選択肢も、他のスポーツと比較しても多彩です。スピン系を中心に戦う選手も、フラットドライブ系中心の選手もいます。バックハンドに至っては、両手で打っても、片手で打ってもよいのです。基本的なプレースタイルにこれだけのバラエティーがあるスポーツも珍しいのではないでしょうか。
このことは、言い換えると、それだけ選択肢の幅が広いわけで、その結果、プレースタイルが自分自身を反映しやすいスポーツでもあるわけです。攻めたい性格の方は攻撃的なプレースタイルを、守りたい性格の方は安定でミスの少ないスタイルを。そして、私のように、美しいテニスを求める人は美しいテニススタイルを…。
自分のプレーをビデオで穴が開くぐらいに何度も見て、同時に、自分が目指したいテニス(自分が表現したい自分)を何度も何度も考え抜くこと。あなたが(自分の)コーチ業をスタートするのであれば、まずは、そこから始めるのがよいと思います。
⇒この記事の元記事はこちらです。
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