2011年08月03日
美しいテニスは機能的なテニス
このブログは、チェコスロバキア(現スロバキア)の往年の名選手であるミロスラフ・メシール(メチールまたはメチージュ)について、自由に書くためのブログです。
メシールは、1980年代の後半に活躍した右利きプレーヤーです。シングルスの最高ランキングは第4位でしたので、それほど有名な選手ではなかったかもしれません。今は、メシールのことを覚えているテニスファンは少ないでしょう。
1990年のウィンブルドンで引退するまで、全豪オープンと全米オープンで決勝戦、ウィンブルドンと全仏オープンで準決勝戦まで進んだことがありますが、グランドスラムではシングルス・ダブルス、ともに優勝はありません。
その代わりに、メシールにはオリンピックでのシングルス優勝という輝かしい記録が残っています。これが、メシールのキャリアで最高の成績と言ってよいでしょう。
そんなメシールですので、今、その試合を見る機会はあまりありません。Youtubeにはいくつか、当時の試合の映像があります。興味がある方は、ぜひ、一度、見ていただきたいと思います。
現代テニスから見れば、メシールのテニスは、オールドスタイルに見えると思います。いや、当時ですら、メシールのテニスはクラシックだと言われていました。
さて、なぜ、私が、メシールのことを好きなのか。それは、「美しいと思うから」です。メシールのプレーは、美しい。だから、私は、メシールのプレーが好きです。
かつて、作家の村上龍氏がこんなことを書いていました。資料が手元にないので、思い出しながら書いてみます。
村上龍氏が、ソルボンヌ大学哲学科の女子学生を連れて、全仏オープンの観戦に行った時のことです。村上龍氏によると「フランスのインテリは、スポーツなど見ない」そうなのですが、彼女も、テニスを観戦するの初めてで、テニスを全然知らなかったとか。もちろん、テニスの選手のこともなにも知らない。その彼女が、メシールのプレーを見ていったそうです。
「きれいね」と。
別項で書こうと思いますが、美しいということは、スポーツの世界では、機能的であるということでもあります。勝敗を追求するスポーツの世界において、強い選手に美しいプレースタイルが多いのは、理由があるのです。
このブログでは、そんなことも考えてみたいと思います。
メシールは、1980年代の後半に活躍した右利きプレーヤーです。シングルスの最高ランキングは第4位でしたので、それほど有名な選手ではなかったかもしれません。今は、メシールのことを覚えているテニスファンは少ないでしょう。
1990年のウィンブルドンで引退するまで、全豪オープンと全米オープンで決勝戦、ウィンブルドンと全仏オープンで準決勝戦まで進んだことがありますが、グランドスラムではシングルス・ダブルス、ともに優勝はありません。
その代わりに、メシールにはオリンピックでのシングルス優勝という輝かしい記録が残っています。これが、メシールのキャリアで最高の成績と言ってよいでしょう。
そんなメシールですので、今、その試合を見る機会はあまりありません。Youtubeにはいくつか、当時の試合の映像があります。興味がある方は、ぜひ、一度、見ていただきたいと思います。
現代テニスから見れば、メシールのテニスは、オールドスタイルに見えると思います。いや、当時ですら、メシールのテニスはクラシックだと言われていました。
さて、なぜ、私が、メシールのことを好きなのか。それは、「美しいと思うから」です。メシールのプレーは、美しい。だから、私は、メシールのプレーが好きです。
かつて、作家の村上龍氏がこんなことを書いていました。資料が手元にないので、思い出しながら書いてみます。
村上龍氏が、ソルボンヌ大学哲学科の女子学生を連れて、全仏オープンの観戦に行った時のことです。村上龍氏によると「フランスのインテリは、スポーツなど見ない」そうなのですが、彼女も、テニスを観戦するの初めてで、テニスを全然知らなかったとか。もちろん、テニスの選手のこともなにも知らない。その彼女が、メシールのプレーを見ていったそうです。
「きれいね」と。
別項で書こうと思いますが、美しいということは、スポーツの世界では、機能的であるということでもあります。勝敗を追求するスポーツの世界において、強い選手に美しいプレースタイルが多いのは、理由があるのです。
このブログでは、そんなことも考えてみたいと思います。
コメント
この記事へのコメントはありません。